足し算・引き算が苦手な子どもを「得意」に変える方法【7つの項目】
①「数のイメージ」を可視化して理解する
🔹対象:1年生〜2年生レベルの子どもに特に有効
🔸目的:数を「イメージ」として理解し、計算の土台を作る
▷ 親子でできること
- おはじきやレゴなどを使って「見える数あそび」
- サイコロやトランプを使って「いくつといくつ」を分解・合成
- 100玉そろばん、10のまとまりブロックで「10の感覚」を定着させる
💡ポイント:「数を動かす」「10にまとめる」経験を視覚と手の動きで!
②「計算の意味」を言葉で考える
🔹対象:答えは出せるけど、式の意味がわかっていない子どもに
🔸目的:計算が「ただの作業」にならないようにする
▷ 親子でできること
- 「○個のりんごがあって、2個もらったら…」のようなストーリー問題を一緒に作る
- 絵やブロックを使って場面を再現 → 式を立てる練習
- 「どうして引き算なのか?」を言葉で説明させてみる
💡ポイント:計算の「意味と言葉のつながり」を感じさせることが大切
③「10のかたまり」に強くなる練習をする
🔹対象:「繰り上がり・繰り下がり」が苦手な子
🔸目的:「10を基準に考える」脳の使い方に慣れる
▷ 親子でできること
- 10になる組み合わせを毎日3分クイズ形式で出す(例:何と何で10?)
- 「10からいくつ引く?」ゲームを親子で競争
- 買い物ごっこで「50円から15円引いたら?」など、お金で実践
💡ポイント:「10にする」「10から引く」の型が身につけば、計算スピードも正確さもUP!
④「繰り上がり・繰り下がり」のコツを感覚で覚える
🔹対象:「1くり上がる/下がる」の感覚があいまいな子
🔸目的:考え方を丸暗記でなく、理解として定着させる
▷ 親子でできること
- 足し算で「10にしてから足す」練習(8+5 → 8+2+3)を、色鉛筆で色分け
- 引き算で「10から引いて残りを引く」(15−7 → 10−7=3、3+5=8)練習
- 手で数を表現しながら「この指が10を超えたらくり上がるよ」と視覚で説明
💡ポイント:くり上がり・くり下がりは“頭で操作する”感覚を養うのがコツ!
⑤「反復」よりも「スモールステップと成功体験」
🔹対象:「やってもできない」「すぐ間違える」と感じている子
🔸目的:自信とやる気を取り戻す
▷ 親子でできること
- 1日3問だけ「今日の計算チャレンジ」
- 間違えてもOK!「どこでひっかかった?」を一緒に振り返る
- 正解できたらシールやミニカードで「できた記録」を見える化
💡ポイント:「10問より1問の“わかった!”が大事」
→ 感情と成功体験が定着のカギ
⑥「遊び・生活」に計算を取り入れる
🔹対象:「机での勉強がイヤ」な子や低学年の子に最適
🔸目的:自然な形で“計算を使う”経験を増やす
▷ 親子でできること
- お買い物ごっこ、すごろく、トランプ、ダイスゲームで数を操作
- 買い物の時に「1000円からいくらおつり?」クイズ
- スイカやお菓子を人数で分けるときに「引き算で残りを考える」など実体験
💡ポイント:日常にある「ちょっとした数」を意識させるのがカギ
⑦「親子で楽しむ」姿勢を優先する
🔹対象:全ての子どもに共通
🔸目的:学びをポジティブな記憶として残す
▷ 親子でできること
- 間違えても「いい質問だね!」「今の考え方おもしろい!」と返す
- 親が「一緒に考える・負ける・間違える」ことで、子どもが安心する
- 「あ、できた!」と笑顔になれる瞬間をつくる
💡ポイント:「勉強は楽しい」「親と一緒にやるとできる」記憶が最強の学習法!